冬のメンズアウター
お洒落な冬アウターって大体決まっています。数えるくらいしかない。
ファッションに数万円数十万円もかけるお洒落上級者はこの限りではありません。
しかし「"普通にお洒落"に見られたい」と考える大学生、或いは20代はチェックしてみてください。
今日はお洒落な冬のメンズアウターの解説です。
今回紹介するアウター
今回紹介するアウターは「冬のメンズファッションの基本」とも言えるアイテムです。
防寒性、着回し力、低価格を水準以上に満たしたものばかり。具体的には、
- ダウン
- Pコート
- メルトンフードコート
- モッズコート
- チェスターコート
- マウンテンパーカー
の6つ。
それでは、1つずつ解説していきます。
ダウン
冬のメンズアウターの中で最もオーソドックスなのが『ダウン』です。
防寒性に優れ、スタイルを選ばず、誰にでも似合い、着回し力が高い。
利点を挙げ始めればキリがない定番アウターと言えます。
また、ジャージやスウェットなどのコンビニスタイルにも合わせられるのも嬉しいポイント。
後述の「Pコート」や「チェスターコート」などではラフさを作ることは出来ませんが、『ダウン』ならばサッと羽織るだけで出かけることが可能なのです。
唯一の欠点は「着ている人が多すぎる」こと。
防寒性に優れ、誰にでも似合うとあって、中学生からおじさんまで皆が持っているアイテムです。そして、お洒落とはある程度少数派だからこそ成り立つもの。
一着は持っておきたいアイテムですが「本気アウター」としては少し"弱い"ことは否定できません。
Pコート
「お洒落な冬のメンズアウター」として不動の地位を築いてきたのが『Pコート』です。
ダウンほどではありませんが「メルトン素材」によって防寒性が高く、誰にでも似合う。
冬の王道カジュアルアウターが『ダウン』なら、王道キレイめアウターは『Pコート』だと言えます。
ただ、Pコートは「お洒落な冬アウター」としての地位を築きすぎました。
「お洒落な冬アウターならPコート」
「Pコートがなければ始まらない」
各メンズファッション誌が特集を組み続けた結果、Pコートは脱オタクファッションの象徴とも言えるアイテムになってしまったのです。
もちろん、Pコート自体は着回しやすい優れた冬アウターであることに変わりはありません。しかし、最早ダウンと同じく皆が着ているアイテムです。
これから買うのであれば、少しデザインを変えた(ボタンが1列の)「シングルPコート」や、
後述の「メルトンフードコート」がオススメです。
メルトンフードコート
大学生を中心とした20代に、Pコートに代わる「お洒落な冬アウター」として浸透し始めているのが『メルトンフードコート』です。
文字通り「メルトン素材の」「フードのついた」「冬アウター」のこと。
Pコートと同じように暖かく、着こなしも簡単なため、これからお洒落を始めるならイチ押しのアイテムです。
ただ、通常のPコートとは違い、インナーにフードが付いたものを合わせることが出来ないので注意が必要です。
厳密に言えば合わせられなくはないのですが、基本的にインナーとアウターのフードが重なるのは"ダサい"と考えた方が良い。
また、メルトンフードコートの中でもお洒落な大学生に人気が高いのがボタンの代わりに「トグル」が付いた『ダッフルコート』ですが、このあたりは完全に好みです。
前面のデザインが「ボタン」だろうが「トグル」だろうが「ジップ」だろうがさほど差はありません。好きなものを選びましょう。
モッズコート
「カジュアル」で「男らしい」そんな人たちから圧倒的な支持を受けているのが『モッズコート』です。
モッズコートのウリは何と言ってもその機能性。
元々が軍隊向けアイテムだったこともあり、大半が軽くて暖かいものばかり。ショート丈を選べば着回しに困ることもありません。
また、難易度は上がりますが「お洒落な着こなし」を目指すのならロング丈も"あり"です。
ロング丈を選ぶとキレイめな雰囲気が強くなります。
チェスターコート
一昨年あたりから人気 が急上昇しているのが『チェスターコート』です。
見たまんまのイメージ通り、大人っぽくキレイめな印象が強いアイテム。着こなしが難しいと思われがちですが、基本の着こなしはPコートと同じ。
シャツやニット、細身のパンツと合わせれば王道のキレイめコーデが完成します。
また、パーカーやデニム、スニーカーなどのカジュアルアイテムと組み合わせることでキレイめカジュアルコーデを作ることも可能です。
大学生にはこちらのスタイルの方が人気。
そんなチェスターコート最大の欠点は「寒い」こと。
ロング丈のキレイめアウターはシルエットが命です。細身でなければ格好良くない。でも、厚みを持たせないと寒い。「お洒落さ」か、それとも「防寒力」か…。
そんな葛藤の末、多くのファッションブランドは「お洒落さ」を重視しています。
めちゃくちゃ寒い訳ではありませんが、「ダウン」や「Pコート」に比べると防寒性は格段に劣ります。日常的に雪が積もるような地域では避けた方が無難です。
マウンテンパーカー
「コーディネートを考えるのは面倒臭いけど、お洒落に見られたい!」
そんな人にオススメしたいのが『マウンテンパーカー』です。
マウンテンパーカー最大の特徴は着こなしのシンプルさ。大半の冬アウターがアウター×インナー×パンツの組み合わせを考える必要がある中。マウンテンパーカーの着こなしは前を閉めるのが基本。
つまりアウター×パンツの組み合わせだけを考えれば良いのです。
また、機能性が抜群に高いのも嬉しいポイント。
「マウンテンパーカー」という名の通り、元々は登山用のアイテム。
防寒性はもちろん、防風性も高く、軽くて動きやすい。
一般的な使用だけでなく、バイク通学や自転車通学の学生にもオススメです。
ただ、着こなしのシンプルさ故に、コーディネートはワンパターンになりがちです。
キレイめスタイルには向いておらず、必然的に「カジュアル」「男らしい」スタイルになります。
「いろいろなコーディネートを楽しみたい!」という人には向いていないアイテムと言えます。
まとめ
【ダウン】
とても暖かい。カジュアル寄り。みんな着ている。
【Pコート】
やや暖かい。キレイめ寄り。ダウンほどではないが、みんな着ている。
【メルトンフードコート】
やや暖かい。バランス良し。お洒落始めの一着としてオススメ。
【モッズコート】
暖かい。カジュアル。男らしい。
【チェスターコート】
寒い。キレイめ。大人っぽい。
【マウンテンパーカー】
暖かい。カジュアル。着こなしやすい。
細かい部分はブランドに依りますが、基本はこんな感じ。
この中からアウターを選べば外すことはありません。素直に誰からも評価されるお洒落を楽しむことが出来ます。
また、文中でも解説しましたが、お洒落始めの一着としてオススメなのは「メルトンフードコート」
暖かく、着回し力に優れているため、キレイめからカジュアルまで様々なファッションに使うことが出来ます。