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ブラック企業かどうか見分けるには、OB訪問しかない

ブラック企業

ブラック企業

「ブラック企業」という言葉が存在します。

本来は「若者を大量採用し、過重労働や違法労働で使いつぶし、次々と離職に追い込む成長大企業」を指す言葉でしたが、近年では激務や薄給の会社も「ブラック」と呼ばれるようになっています。

就活生と話していても、

「◯◯はブラックですから…」

「□□はほぼブラックですよ!」

なんて言葉がチラホラ。ところが、「情報元はどこですか?」と聞くと、

「ネットで見ました」

「友達が言っていました」

あなた達は、自分の人生の指針となる就職をそんな曖昧な情報の元で決める気ですか?

ブラック企業は確かに存在する

まず、覚えておいて欲しいのは「ブラック企業は確かに存在する」ということ。

特に地方の中小企業は危ない。

元々、企業なんてちょっと金を掴んだおっさんの「もっと儲けたい」という欲から始まった団体です。

そして、儲けるために一番簡単なのは従業員を激務薄給で使い倒すこと。

ブラック企業をなくすことは不可能でしょう。

ところで、ブラック企業ってなんだ?

疑問

前述の通り、本来の「ブラック企業」は「若者を激務薄給で使い倒して離職に追い込む企業」です。

ところが、ウェブで検索してみると「ブラック企業」の代表例として「東芝」や「楽天」「野村証券」などの平均年収が1000万近い大企業が紹介されています。

「激務」かどうかは内部の人間に聞いてみないと分かりませんが、「薄給」であるはずがないのです。

「ブラック企業」って何なのでしょうか?

野村総合研究所はブラック企業?

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「野村総合研究所」と言う企業があります。名前を見れば分かるように、野村ホールディングスに所属するシンクタンクで、日本最大手のコンサルティングファームです。

ネット上ではたびたび「ブラック企業」として紹介されています。

野村総研には知人が何人かいて、内情を教えてくれるのですが、こんな感じです。

  • 毎日9時~22時まで仕事
  • どれだけ忙しくても週末は飲みに行く
  • 土曜出勤はわりとある。日曜は絶対休み
  • 年収は約1500万円(32歳)

もちろん部署やプロジェクトによって変化するようですが、ここ数ヶ月はこの調子とのこと。

さて、果たしてこれはブラック企業でしょうか?

確かに激務です。だけど、収入は同世代でトップクラス。いや、日本の全労働人口から見てもトップ3%に入ります。

そして、何より本人はこう言っています。

「楽しいですよ。やれば分かります」

ブラックかどうかは人によって異なる

本人は「ブラック」だなんて欠片も思っていないのです。

仕事はある。残業代もきっちり出る。何より本人が満足している。どこがブラックなのでしょうか?

ただ、確かに労働時間の多さに耐えられず、離職した同期も多いのだそう。

きっと離職した人はこう言うのでしょう。

「野村総研はブラックだ」と。

ウェブの情報はこんなのばっかり

給料は良いけど、労働時間が長い。

「ブラック企業だ」

上司とウマが合わなくて仕事をやめた。

「ブラック企業だ」

就活で落とされた。

「ブラック企業だ」

 

情報元も、理由も、前後の文脈もなしに

「◯◯はブラック企業だ」

本当にそんな言葉を信じる気ですか?

自分で確かめるしかない

挨拶

「ブラック」かどうかは人によって異なります。

給料が少ないのがブラックかもしれません。

労働時間が長いのがブラックかもしれません。

転勤が多いのが。福利厚生が薄いのが。社員が男性ばかりなのが。

ブラック企業の存在が明るみに出ることは大切ですが、現代社会では「ブラック企業」という言葉を簡単に使い過ぎなのです。

 

自分で確かめるしかありません。

選考を受ける企業1つ1つを念入りに調べることは難しくても、自分が本気で志望している企業くらいはOB訪問などを行って、どのように業務が行われているか必ず確認しましょう。

入ってから「知らなかった」では済まされないかもしれません。

まとめ

「ブラック」かどうかは人によって異なります。

自分にとって許せないポイントがあるのかどうか、OB訪問などを行ってじっくりチェックしましょう。

-就活