大学生のアピール
大抵の人間は、周りの人から認めてもらうことに飢えています。
「すごい！」って思われたい。
「カッコいい（かわいい）」って言われたい。
「好きです」って伝えて欲しい。
そんな感情が大きく渦巻いているのがTwitterやFacebookなどのSNSです。
と呟いておきながら、写真の端には異性を写しておく。
と呟いておきながら、写真の端には高級車のエンブレムを写り込ます。
尤も、そんな「さり気ない自慢」や「かまって欲しい」という発信もそれなりの効果はあります。
異性と写るのも、高級車所持をアピールするのも、相手によっては「凄い！」という印象を与えることが出来るのです。承認欲求を満たすには充分すぎる手段と言えます。
ところが、中には「お前は何をアピールしたいんだよ」と言わざるを得ない投稿を懸命に繰り返す学生も少なくありません。
そんなアピール、まとめてみました。
【1】寝ていないアピール
睡眠不足が何かのアピールになると思っているんでしょうか？
いや、分かります。
「打ち込んでいることがある」とか「充実している」とか「忙しい」とかのアピールの裏返しであることは分かります。
しかし、それらのアピールとしては非常に弱い。
特に、「寝てない」だけの投稿だと自己管理も出来ないバカだと思われても仕方ありません。
「寝ていない」＝「充実している」
をさり気なく伝えるのであれば、寝ていない原因を写真にして投稿するのを忘れないようにしましょう。
イベント写真や参考書等を並べておけば多少あざとくても「頑張っていること」が充分に伝わります。
【2】体調悪いアピール
こちらも「かまって欲しい」の裏返しとして、或いは「忙しさ故の体調不良」としてのアピールと考えられますが効果はほとんどありません。
「スマホ触らずに寝とけよ」って感じですからね、周りからしてみれば。
なお、このアピールをすることによって、
「『大丈夫？』みたいな返信が来ない人は友達がいない」という恐ろしい実験に強制的に参加することになります。
【3】ヤンキーぼこってやろうかアピール
ほんのりヤンチャ系な男子学生に多いこのアピール。
街中や学内で会った態度の悪い同年代に対し、現場では何もしなかったのに今になって「殴れば良かった」「俺を怒らせると怖い」という主張を繰り返すのです。
これに関してははっきり言います。
本当にやめとけ男子。何も良いことがない。
このアピールを信じてしまう人は周りにヤンキー系がいなかった人種です。普通に信じてしまう代わりに、あなたに大して強い恐怖心と嫌悪感を覚えます。
反対に、周りにヤンキー系がいる人にこんなアピールは無意味です。殴る奴はその場で殴るんです。それを分かっているので、虚勢だとすぐに見抜かれます。
こんなアピールするくらいならば、ボクシングジムの看板でも投稿した方が良い。
【4】興味ないアピール
男子特有の謎アピールが「暴力」ならば、女子特有の謎アピールが「興味ない」です。
他人に関心が持てない。流行りものなんてどうでも良い。最近の曲？全然知らない。
これに関してもはっきり言います。
本当にやめとけ女子。何も良いことがない。
「興味がない」とわざわざ書くってことは、周りに「興味がある人」や「好きな人」が大勢いるのでしょう。そういう人たちを目の前に「興味がない」と伝えるのは反発しか生みません。
また、興味に限らず、物事を否定で語る人が好かれることはあまりない。
「興味がないもの」より「興味があるもの」をアピールするのです。
「嫌いなもの」より「好きなもの」を語るのです。
それだけで、あなたの好感度は上昇します。
まとめ
TwitterやFacebookなんて好きなことを書くの正解です。
深い意味はないのならば「眠い」だろうが「体調悪い」だろうが好きに書けば良い。
だけど、あなたの投稿の裏に何らかの意図があるのであれば…。
上記4つのアピールは受け手に何の感情も与えることはありません。
あるとすれば、生まれる感情はこれだけです。
「何言ってんだ、こいつ。」
