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同志社大学公認サークルの解散騒ぎから見る、炎上を回避する方法

炎上

同志社大学公認サークル活動停止

昨日、こんな記事をツイッターで紹介しました。

ざっくり要約すると、

同志社大学のイベントサークルが「肝試しホモ試し」という納涼企画を立て、ハッテン場と呼ばれる男性同性愛者の出会いの場に行く、とツイッターで発表。

間もなく、「同性愛者を差別する行為だ」などといった批判が起こり、大学に同性愛者と思われる人らから多数の批判が寄せられた。

この騒動を受け同志社は14年8月20日、同性愛者の方を深く傷つけ、その他多くの方々から批判を受ける結果になったとし、同志社大学学生支援センター所長の名前でサークルの団体登録取消を通達した

いくつかのニュースサイトに掲載された後、2ちゃんねるにも記事が立ち、まとめサイトにも掲載。

非常に不味い流れです。 いつも通りなら、サークル名からHPやフェイスブックページが、そこから所属学生の本名が分かりSNSアカウントから顔写真が…そして炎上…

となるはずが、ニュースから丸3日経っても騒ぎは起きていません。

度重なる炎上によって、ネット住民も寛容になったのかとツイッターで検索してみるとこんなツイートが。

なるほど。

炎上させたくても、出来なかった訳です。

素早い対応

冒頭で紹介した記事によると、「モチコミ企画」はブログやyoutubeなども運営しているとのこと。

珍しい名前なのでグーグル検索すれば該当ページが全部出てきます。

公式ブログがこれ。

大学生 サークル

youtubeページがこれ。

大学生 メンズファッション

両方とも、全て削除非公開設定済みです。

さらに、代表者のツイッターも非公開になっており、先ほど紹介したツイートにもあったように、サークル員の誰も所属を公開していません。

完璧です。

これはもう身内の誰かが裏切らない(非公開設定を見れる学生が炎上側に加担しない)限り、顔写真や本名が割れることはありません。

炎上初期の正しい対処は「無視」と「削除」である

大学生

炎上する学生というのは、ネットの「拡散力」と「匿名の力」をなめきっています。

だから炎上が始まっても「炎上なうwww」って呟いたり、届いたメッセージにいちいち「うるせー」とか返信したりする。

反応は炎上への燃料にしかなりません。

怒ろうが、泣こうが、謝ろうが、全て炎上を加速させるだけ。

問題を起こしたとき、或いはネットで話題になり始めたとき、大切なのはネット上から完全に姿を消すことです。

ツイッター、フェイスブック、HP、youtube、etc

ありとあらゆる個人の形跡を削除するのです。

厳密に言うと、「キャッシュ」や「魚拓」と言った過去のページを閲覧する方法もあるので完全に削除は出来ませんが、

炎上は「身近に悪いことした奴がいるから、とりあえず殴っとく」が基本。

手間をかけてまで炎上を加速させる人は少数派なのです。

勘違いするな。「処罰」は当然受けるべき

就活

ただ、勘違いしないで欲しいのは、今回の騒ぎは処罰されて当然であるということ。

本人たちに悪気はなかったとは言え、行ったことは同性愛者を軽視した人権侵害ですし、大学側も重く受け止め迅速に対応しています。

ただ、「悪いことをしたから」と言ってプライバシーをネット上に晒し上げるのは間違っています。

処罰は行政(警察)や、所属団体(この場合は大学)が行うべきものであり、一般市民がするものではありません。

 

その昔、「とある東大生が四股をしている」と炎上しましたが、未だに本名で検索すれば「四股」「炎上」ってページがたくさん出てきます。

倫理的にどうあれ、四股は犯罪ではありません。

それなのに、顔写真とフルネーム、さらに誹謗中傷がネット上に半永久的に残る。

正しいのか、それは。

まとめ

炎上初期の対応は、

  • 無視
  • 削除

が基本です。

少しでも反応してしまうと炎上を加速させるだけ。

大学生とは言え、無知な部分や未熟な部分があるのは当然です。

少しでも炎上の危機を感じたら、身近な大人に相談して然るべき対処を行いましょう。

今回の一件も、大学側が迅速な対応をしなければ、学生だけで暴走した可能性もあったのですから。

-大学生活